痛みと呼吸②

まず、望ましい呼吸の前に気をつけたい呼吸についてです。

タバコと同じくらい「百害あって一利なし」
パーソナルトレーニングや栄養指導を受けていてもこれだけで全てが崩れるおそれがあるもの…

それが「口呼吸」です！
前回の時も最後の方で出てきましたね。

口呼吸は
・過呼吸を促進
・頭部前突位（頭が肩より前に出るような姿勢）
・口腔乾燥による唾液分泌低下
・菌、ウイルスの簡易侵入
など様々な悪影響があります。
歯周病や虫歯などの炎症が口腔内にあるだけで栄養指導もうまくいかなくなるケースが多いため歯磨きなどの口腔ケアは必須になります。

まずは日常で「鼻呼吸」から始めることをオススメしています。
夜なんかは口を閉じるテープが薬局などに市販されているのでそちらをご利用いただくことも口呼吸改善の第一歩です。

口呼吸も見てわかりますが他にはどんな気をつけたい呼吸があるのでしょうか？

・溜息をよくつく
・話す前に大きく息を吸う
・あくびをよくする
・呼吸音が聞こえる（安静時）
・肩呼吸
・呼吸の動きが目に見える
などです。

電車なんかで隣の人の呼吸音が気になったことはありませんか？
あれも呼吸量が多すぎる方の特徴です。

周りを見渡すと結構な方が当てはまりますのでよーく観察して見ましょう。
そして自身の呼吸にも意識を向けて見たり、家族の方などに確認してみましょう。

ここまで望ましくない呼吸についてお話してきました。

では、どんな呼吸がいいのか？
良い呼吸は…
・鼻呼吸
・腹式呼吸
・静かな呼吸
・やわらかな呼吸
・吐いた後少し止まる呼吸
が理想的な呼吸です。

先ほどの望ましくない呼吸の逆ですね。

この呼吸ができていないと身体への3つの影響のどこからか乱れてきて最終的に痛みとして症状が出てしまうことがあるのです。

どうやって正しい呼吸を獲得すれば良いのか？
それはまた次回お話したいと思います。

望ましい呼吸は
「静かで、柔らかい、鼻呼吸」


望ましくない呼吸は
「音が聞こえ、肩が大きく動くような、口呼吸」

みなさんも周りを確認して見てはいかがでしょうか？



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