肩こり・肩の痛みについて②

結論として肩の動きは
『肩甲骨・上腕骨・鎖骨・胸椎』が大きく関わってきます。
このうちどれかが上手くいかなくなるだけで肩の動きが少しずつ狂ってきてしまいます。

具体的には
・肩屈曲180°（前からバンザイ）＝肩関節120°＋肩甲骨60°
・肩甲骨60°＝胸鎖関節25°＋肩鎖関節35°
・上腕骨45°外旋
・鎖骨15°後退＆25°後方回旋
・肩甲骨の内転＆10〜20後傾＆10°外旋
・胸椎伸展（肩甲骨内転＆後傾時）
とかなり細かい動きになっています。

ここまで見て『おいおい、鎖骨とか肩甲骨大事なのはわかったけど胸椎はそんなでもなくない？』と思われる方もいらっしゃるでしょう。
動きだけ見るとそう感じるかもしれません。
ただ、この胸椎の伸展が出ないと肩甲骨の内転＆後傾が出なくなってしまうのです。

それではまず簡単に実験して見ましょう！

①まずは普通にバンザイ（肘はまっすぐ伸ばしたまま）
　特に問題がなければ180°上がります

②次にわざと猫背を作ってバンザイ
　どうでしょう？180°まで上がらないですよね？
　胸を張る動作がちゃんとできないと肩は上がらなくなってしまうのです。
　いかに胸椎が大切かがわかりますね。

それではご自身の簡単チェックをして見ましょう！

①まずはバンザイが肘を曲げずに作れるかどうか？

②壁に寄りかかり、頭・胸・腰をべったりくっつけた状態でバンザイをします。
　これに関しては結果が大きく分かれます。
　何も問題のない方と肘が曲がってしまう方、もしくは壁に手がつかない方です

あなたはつきましたか？

簡単チェックはどうでしたか？
上記の写真のように顎が上がり手が壁につかなければ胸椎がちゃんと動けていないことのなるので胸椎のモビリティエクササイズを実施していくことをオススメします。



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